あえて厳しく

1つ前のブログの調律の件ですが、一杯になりましたので、今回は募集ストップします。良かったらまた次回♪

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出演者全員のデータをパソコンに入れて、プログラム作成に取り掛かりました。

写真はすでに業者の方に送りました。

さて、みんなの状況は?ですが

松田先生、山下先生、藤井先生、声を揃えて出来ていない子がたくさんいますと・・・

そう、私も昨日大きな爆弾を落とした子がいます。

あ・・・もちろん出来ている子も沢山います。

いつもの練習が1,2回のレッスンで丸になるものを沢山こなしてもらいますが、発表会は長いスパンで難しい曲に挑戦するというものです。

そして、それを期日までに間に合わせる。これも大事な勉強です。

解りやすく言うと、毛糸で表すのであれば、いつもは編み方の勉強をする、またちょっとした小物を作っていくようなレッスンです。

だけど、発表会はセーターを作ると言う事なのです。

私たち講師はその子その子にあったセーターを提示します。

そして はなから難し過ぎて、出来ないであろうセーターは薦めません。

努力をすれば、大変だけども、綺麗に仕上がってそれを着て温かくなって欲しい。というのが願いなのです。

今の季節だと、もうほとんど出来ている状態がベストです。

後は、蒸気アイロンをかけて畳むだけ。

ようするに、曲の全てがとりあえず、最後まで弾ける事、

音の間違い、指の間違いを指摘される時期ではなく、

音楽として、流れるように、そして、人に感動を与えるような練習になっているのがベストです。

ここまで至っていないようでしたら、焦ってください。

私たちは、練習をしないと弾けないよと言います。

先生は魔法使いじゃないのよ。自分で練習しないと・・・と言いますし、いろんな練習方法を提示します。

それでもして来ない。こうなるとどうしようもありません。

我々が出来るのは一週間に1度はっぱをかけるだけなのです。

どうか、間に合いそうにない子はご家庭で、一週間だけでもいいので、飴と鞭を持って付き合ってあげてください。

今の現状を把握してください。

日頃のレッスンでお母さんに協力を求める事はほとんどないと思います。だけど、発表会で私たちが胃を悪くする理由は

皆さんに聴いていただくコンサートという所にあります。

破れたセーター・・・途中までしか出来てないセーターを皆さんにみていただくわけにはいかないのです。

よくがんばったね~~素敵な色ね~とっても綺麗ね~~

良く似合うよ。という所まで弾きこんで、自分のものにしてほしい・・・

そして、大きな満足感を味わってほしい。

 

そろそろ本気でお尻を叩く時期が来たようです。

 

音楽は刑に使われる事もある、もろ刃の剣です。

音楽になっていないピアノをお忙しい時間を割いて聴いてくださる皆さんに聴かせるわけにはいかないのです。

練習して間違えるミスと、練習しないで出来てないミスは違います。

前記のミスは、応援の拍手が起きます。これは全く問題ありません。

後記のミスは、同情の拍手が起きます。

今からでも、いや、今ならまだ間に合います。

一週間でもいいので、がっつり家で練習を見てあげてください。

 

数年前お手上げの子がいました。

お母さんにメールをしてお願いすると、

お父さんも協力してくださり、子供さんのピアノを見てくださいました。そして、無事とっても綺麗に仕上がり、その子は「がんばったら出来る」という大きな自信を身に付けました。

いつ辞めるだろうと思っていた子ですが、未だに楽しんできてくれています。そしてそれをきっかけにとても練習する子になり、

難しい曲もすらすら弾けるようになりました。

チャンスの時期でもあるんです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

カテゴリー: レッスン日記 | 2件のコメント

“あえて厳しく” への2件のフィードバック

  1. 加藤道代 より:

    折田先生、すばらしいお話しを ありがとうございました。

    • 折田音楽教室 より:

      加藤先生
      ありがとうございます。
      おうちの練習の数をこなしていただかないと、私たちだけではどうしようもない所に来てる子が
      沢山いるもので・・・私たちの思いをわかっていただけたらと思って書きました(笑)

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