先日、新しい男子君が私の生徒さんになりました。
いつもみんなに最初に教えている、5本の指をくっつけて・・・から始まる初レッスンを終えました。
どんな風に育つのか、楽しみですね。
そして木曜日のラストの男の子 R君
彼は高校受験生ですが、休まずに来てくれています。
彼がうちの教室に入ったのは小学校2年生くらいだったと思います。
外遊びの大好きな子で、でもかといってやんちゃでもなく、落ち着いたタイプの男の子です。
すごく無口で、「うん」と「いや」くらいとプラスαくらいしかしゃべらない子ですが、
ちゃんと意思疎通は出来ます。(笑)
練習量は普通くらい。この普通くらいという子の方が今は少ないかもしれませんね。
タイプは器用なタイプではなく、努力で気も長くもち、コツコツしていく子なので
特別ピアノが好きというタイプでもなく、かといって無理やり親御さんに行かせられてる感も無く(笑)
お母さんとはlineで、不思議と続いて少しずつ上達してますもんね。という話をしています。
そんなR君ですが、そろそろブルグミュラーが終わります。
中3なんでね、早くは無いですね。でも部活していた時は進みは悪かったけど、引退して少し進みが早くなりました。
もちろんブルグだけではなく、ミセスとかね、今頃流行りの曲はずっとやってきています。(チェルニーはしていません)
ブルグと共に最近やっていたのが、ルパン三世のジャズワルツバージョン
それも一緒に仕上がりそうな所まで来ています。
十分に楽しんで弾ける、聴ける所まで来ています。
そこで、聞いてみたんです。
「ねぇねぇR君ってさ、どうしてピアノ習ってるの?」と・・そしたらボソッと小さな声で
「え・・・楽しい」
「どんな時に楽しいって思うん?」
「思いどうりに弾けたとき・・・かな」
「でも練習する時間なかなか無いと思うけど、してるよね?いつどこでしてるん?」
「え・・・塾の前とか、ご飯食べる前とか、ちょっとした時間に・・・」
それでピンときた私。
あれ?ピアノってどこに置いてるのか、絵を描いて教えてくれる?と間取り図を描いてもらうと
キッチンのすぐ傍なんです。
多分彼の絵のとおりであれば、鍵盤とか楽譜もご飯を作りながら見える距離に置いてある感じ。
もしかしてお母さんが「今これやってるん?とか、良い曲やね・・・とか言ってくれてる?」
というと「うん、上手になったねとか・・・言ってくれる」
なるほどね、ここにあったのね。彼がピアノが好きな理由の根本には
お母さんが認めてくれる。上達してる事をわかってくれる。そして一緒に楽しんでくれる。
そういう事の積み重ねで、音楽とのかかわりが、お母さんとのかかわりを繋いでる、またピアノとの関りもお母さんが繋いでくれてる。
なんかねぇ そういう話を聞けたことがとても嬉しくて
「この曲ってさ、きっと大人になってもおじさんになってもおじいさんになっても弾ける曲やと思うねん
ミセスなんとかの曲とかね、そんなんじゃなくて、ずっとかっこいいねと言ってもらえる曲だと思うねん・・・
かっちり仕上げような!!」
というと、嬉しそうにはにかんでいました。
受験のストレス解消にもなってると言ってくれました。
いや~嬉しくて
お酒のおいしい夜でした。(*’ω’*) (飲まないけど💦)
ピアノを習う意味、ピアノを弾く意味。みんな意外に違うと思うけど、
彼のように「楽しい」と思える事が何より王道なのかもしれないと思ったのでした。


コメントを残す