絶賛反抗期におけるピアノの役割

6年生のK君

なんかね・・・一緒にお母さんと来てるのに、お母さんの顔を見ない。

オンラインのレッスンも ここになんでお母さんがおんねん・・という顔をしてる・・・

ピアノの練習も前よりずっと減りました。

お母さんは「いろいろ習い事に行ってるので疲れてるんかなぁ・・・」と。

私が「お母さん、もしかして彼は反抗期っぽいですか?」

というと、「あ・・・多分・・・なんだかそんな気がします。」と

6年生の反抗期は少し早いですけどね、まぁそんな子もいます。

反抗期だと考えると色々しっくりくることがあったようです。

そこで、お母さんと一緒にレッスン室に入ることをやめませんか?と提案しました。

オンラインの時は、お母さん別部屋に移っていただけますかとも。

 

そして彼は一人でレッスン室に入るようになり、しかも発表会に出る曲は、いろいろと悩んで、ある曲にしたんだけど

反抗期の子にぴったりの琴線を刺激するというかね、昔でいうと尾崎豊のような感じ。(曲想は全然違うけど)

 

それをね、よ~く練習してくるんです。もちろん私がいう事は素直に直しますから来るたびに上手になる。

そして、あれ?この子、こんなに感情豊かに弾けるんだ!!と思えるような演奏をするんです。

 

それを聞きながら、今の彼の心を癒してくれるのは、この曲であり、ピアノであったんだと確信して

彼に言いました。

「ねぇねぇK君、この曲をピアノで弾くと、なんだか心がすっきりする?落ち着く?」

というと、「うん」と一言

 

よかった・・・この曲と出会って・・そしてピアノを弾いてて良かったね。

というとこれまた「うん」プラス はにかんだ顔をしてくれました。

彼が習う時にお母さんがアップライトピアノを購入されました。

購入する時にはそこまで考えておられなかったと思いますが(私も)

思い切って購入された事が、反抗期の彼を助けてくれています。

アップライトピアノは(生ピアノ)は音のうねりがあります。

そのうねりが、耳を刺激して、頭を刺激してくれます。

私の個人的な感想ですが、脳のツボみたいな所を刺激してくれるのではないかと思うのです。

知らんけど💦

 

反抗期の子供たちって私には反抗しないんです。

調律もしたばっかりだしね、ほっとする居場所で、整音されたいいピアノで好きな曲を奏でることが彼の心を癒してくれるんだなと

思うのでした。

ついでに私も癒されるぅ~~💓

カテゴリー: レッスン日記 | 2件のコメント

“絶賛反抗期におけるピアノの役割” への2件のフィードバック

  1. 反抗期息子の母 より:

    世の中の子供や大人が、ピアノや音楽を通じて、ただの習い事としてではなく、それによって、癒されたり、人生を豊かにして行けたらいいですね♡先生のお仕事は世のため人のためのお仕事だと思いました♡

  2. 折田音楽教室 より:

    わぁ
    ありがとうございます。
    悩める子供たち、現代はとっても多いと思います。そして私のポジションってなかなか無いのではとも思うのです。
    近所のおばちゃんでもなく、親戚でもなく、学校の先生でもない、自分を小さい頃から知ってる人
    そんな大人と話す事は結構彼らの栄養になってるのではないかと・・・もちろんそれだけではないんですけど・・・笑
    反抗期のぼっちゃん、これも長い人生の中の短期間ですけどね・・・笑

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