高校2年生のIちゃんは、ピアノを習い始めた時から、お父さんに「いつか別れの曲を弾いてな」と言われ続けてきました。
そして、途中からお父さんのお葬式にも別れの曲弾いてなとおっしゃるようになりました。
Iちゃんは、年が明けたら高校3年生、大学ももしかしたら神戸を出るかもわかりません。
すると、今度の発表会が最後になる可能性が大きいので
先週彼女に言ったんです。
「Iちゃん、最後の発表会になるかもわからないから、そろそろお父さんの夢を叶えてあげたら?」
そしたら、自分もそう思っていたと・・・
でも難しいやろから、とりあえず、1ページだけ弾いて来るねといったのが先週
そして、今日「とりあえず先生、1ページほど弾いて来たよ」というので
弾いてもらいました。それはまだまだ荒削りでミスのある演奏だったけれども
その1ページの間に
私はいろんなことを頭で回想したわけです。
小さかったのにな…たしか一年生くらいの時にお母さんと一緒に来たんだよね・・・
お父さん嬉しいだろうな・・・長年の夢が叶ったよ・・お父さん
こんなの弾けるようになって・・・勉強も練習もよくした子でした。
もう発表会が終わったら来ないだろうな・・・将来の幸せを祈るだけの側に回るのか・・・
お父さん、泣くかな・・・・きっと号泣だな・・
あっという間だったなぁ いろんなことあったなぁ
とかね、もうそれが頭の中でぐるぐるぐるぐる
と同時に、涙がツーツー流れるわけです。
1ページ終わったと共に私の顔をみて 驚いて椅子から飛び降りたiちゃん
えーーーーー!!?えーーーーーーー!!?なんで先生が泣いた?
だって・・だって・・・うえぇ~~~~~~ん(/_;)
発表会までに私何回泣かなあかんの?やめてくれるか・・この曲(T_T)(T_T)
というと、爆笑してます。
ほんとにもう・・・
最後のレッスンは泣き笑いのわけのわからないレッスンとなりました。
毎週まじで泣かなあかんのかな~~(T_T) 身がもたない~
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