新学期が始まりましたね。
中2になったM君
おもむろに「あっせんせ~おれさぁ・・もうちょっとで、なんと!!習い始めて9年やで」
私「おおっそうか・・・そりゃすごい」(心の中はまだ9年か・・・まだまだやな(笑))
Mくん「すごいやろ~~この俺がまさかここまで続くとはおもわんかったわー」
私「ほんまほんま、あれは確か2年生くらいの時だったかなぁ 毎週のように辞める辞める言うてさぁ・・・お母さんに言うても辞めさしてくれへん!!って怒ってたよなぁ」
M君「そうそう、でも途中からは言うても無駄やと思ったからやめるのあきらめたわ」
私「そうやな、ぴたっと言わなくなったもんな(笑)」
彼はね、私学の中学に進んだんです。かなり遠い所で、慣れない通学が始まった時に、
正直もうダメかなぁと思ったのですが、お母さんが宿題は一個くらいでいいです。首の皮一枚でもいいからピアノと繋がっていてほしいので・・・」
とのご依頼があり、といってもチェルニーとソナチネをぼちぼち、練習してない時はコードの勉強しようねということで続けて来ましたが、
昨日のレッスンでは今までをそうやって振り返るような話になりました。
私「でもさ、なんだかんだ言ってもお母さんが辞めるのを引き留めてくれたおかげで今があるんやもんね。ぼちぼちでも続けて来たからソナチネでもすらすらひけるやん。やってて良かったなぁって思う事ある?」
ときくと
「うん、まぁ楽譜をぺらぺらっと見たら、これ弾けるなぁと思う曲が多くなったかなぁ」
と言っていました。
ここまでくればね、ある程度自分の弾きたい曲も弾けるし、月刊ピアノに載っているようなポップスでもちょっと練習すれば弾けます。
今、もし辞めたとしても、一生なんだかんだと弾きたい時には弾いてくれるんじゃないかなと思います。
お母さんのたずなサバキが良かったんですね。
無茶な事を言って辞めるなと言ってこられたわけじゃないんです。
げんに、他の習い事はもう続けてもという時には辞めさせて来られました。
この子にはピアノが必要だと思われたのと、嫌だというわりには、私もお母さんもこの子が本気で嫌がってるわけではないということを見透かしていましたから・・・(笑)
続けてこそ、意味がある・・・そんなことを彼と話をして切実に感じたのでした。
真面目にコツコツと積み重ねて来た事がどれだけ大切だったか・・・
お母さんに感謝ですね♪
私は、辞めますという生徒さんを引き留めた事はありません。そんな権利ないと思ってるから・・・
もう親子で十分話し合われたあとなんだろうなと思ってるので、そうですか、残念ですが・・わかりましたと・・・言いますが、昔、それを言うと「辞めて欲しかったんでしょ」と言われた事があります。
障がいのある子でも、どんな子でも辞めて欲しいなんて思う事も、いう事もありません。
そのお母さんは、引き留めて欲しかったようでした。私はあまりにもあっさり言うので、すこしがっかりされたようでした。
ああ・・・そんなお母さんもいらっしゃるんだなと社会勉強にはなりましたが、
私の性格上、お母さんが言いにくい事を言ってくださったんだからとわざと
あっさり受け止める事にしています。
だから、
Mくんのお母さんがMくんの言うとおりその時に辞めさせていたら、今の彼は無いわけで・・・
お母さんの支えが全てでした。
M君がいつまで続けてくれるかわからないけど、ああピアノ習って置いて良かった~~
と言ってくれる日を夢見てます。
Mの母です。6歳の6月6日が、初めてのレッスンで、折田先生が「今日ラジオで6月6日に始めた習い事は上手になるって言ってたよ」って言ってくれて、それを信じて息子は続けてきました(笑)ほんとは、息子に弾いてほしい曲があるんですよ~だから、その曲を弾けるようになるまで、やめさせない(笑)大人になっちゃうかな?
yanagiさん コメントいただいてたのねぇ~
ごめんごめん~~
そっかーーそんなこといったっけね(笑)
たったこの間のようですね。
彼に弾いて欲しい曲があるんですね。なんだろ。。。聞けば良かった。
そういう子が今年お父さんの念願の曲を発表会で披露します。
最後の舞台です。Mくんもいつかそんな日がくるかな~・・・
それはそれで寂しかったりもする(笑)