さて、新年度になり、ようやく一週間が過ぎました。
大幅に時間が変わったのにも関わらず、みなさん迷う事なく来てくださって、ほっと胸をなでおろしております。
レッスンを受けたいとお問い合わせをいただいた方も、お待ちいただいていた方は一応お請け出来ましたが、その後のお問い合わせはまだお待ちいただいております。
空き情報ですが、
山下麻美先生、松田(旧制山下)めぐみ先生、は空きがありません。
土曜日 藤井麻理子先生は、4時15分からの30分が空いております。
6月からは、もしご希望がありましたら、午前中も出来るそうです。
私は、金曜日の3時が空いております。これは年中さんに限らせていただきます。
また、動きがあればお知らせしたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先日嬉しい事がありました。
中学1年になったYちゃんは、小さい頃はほとんど練習しない子でした。
もじもじして、会話のキャッチボールも出来ない大人しい子で、
音もものすごく小さいのです。(アプライトをお持ちです)
もうちょっと大きな音で弾いてごらん、強弱しっかりつけてごらんといっても出来ません。どうして???と聞くと、小さな声でぼそぼそっと
「近所に同じような曲を弾いてる子がいるから、大きい音をだしたら外に聞こえるから・・・」
ちゃんと理由があったんですね。
練習しない理由は「妹は習ってないのに、どうして私だけ練習をしなくちゃいけないのか・・・」とも言っていました。
だんだんと気持ちも萎えていって、いつか辞めるという日が来るんだろうなと覚悟をしていた頃、妹さんも習う事になりました。
そして、発表会前に全く弾けてなかった事を親御さんにお話しすると、お父さんもお母さんもYちゃんを盛り立てて毎日練習に付き合ってくれました。
だんだんと弾けるようになったYちゃんは、当日はちゃーんと弾けるところまで仕上がっていたんです。
それがね~~・・・低学年くらいだったかなぁ
それが機になり、彼女は普通に練習する子になったんです。
そして、今では物事をはっきり言うし、せんせ~あのさ~~学校でね~~という事もニコニコ話してくれる子になりました。
発表会の曲も難しい曲に決まり、この春休み中それはもうよく練習して来ていました。そして
「せんせ~あのさぁこれ譜読みするの新曲だから大変じゃん。だから、自分でやってても楽しくないねんな。だから今まで弾いていた曲や、簡単に弾ける曲をまず弾いてから、気持ちを上げてから新曲ひくねん、そしたら練習できるねん」
と言いました。
どうやったら自分が練習する気持ちになれるかという所まで考えられる子になりました。
彼女の成長ぶりに涙が出そうでした。
あきらめなかった親御さんの勝ちです。
子供ってどこでどんなきっかけでスイッチが入るかわかりません。
待つこと・・・これも大事な私たちの役目なのかなぁと思いました。
いつ辞めると言うだろうと思っていた子が、中学になっても辞めるとか辞めるかもと悩むレベルではなくなり、ピアノを楽しめる子に成長しました。
子供たちの成長は何よりも一番の私たちの力になります。(#^.^#)
コメントを残す