ひとりごと

コウノドリのドラマ、今回も泣かせてくれます。

先週の金曜のは、妊娠した奥様が子宮がんと宣告を受けましたね。

私もその昔、下腹部の鈍痛で病院に行った時に診断されました。

子宮がんのゼロ期、子宮口を円錐切除して、それを全部細胞診して、

1つでも1期のものがあれば、子宮を全摘しましょうと言われました。

結婚はしていたものの、まだ子供は居なかったけれど、もし全摘になれば、一生子供は持てない・・・それどころか命の危険もある。

その結果が出るまで2週間という時間が恐ろしく長い時間で、最悪の事を考えた私は家の片づけを始めました。

そして、あのドラマのように、夫に「もしガンだったら離婚しましょう」とも言いました。

まだ若いんだから、子供が出来ない奥さんとずっといるより、結婚をリセットしてくださいと・・・

ドラマのような気の利いたセリフを言う夫では無かったけれど、いや、多分ほんとに離婚になってたかもしれないな(笑)

そうして、2週間後

無事、癌の1期までの細胞は一つも見つからなかったという結果をいただき、ただ、出来にくい身体になったよと言われましたが、

その後普通に一男一女に恵まれました。

お腹に子供はいなかったけれど、あの時のあの気持ちが蘇ってきて、とめどなく涙が流れました。

あの時、産婦人科に入院した時、産婦人科と言う所は本当に色々な事が起こる所だと痛感しました。

あちこちから響き渡るお産で苦しむママの声

この世に生まれて出てすぐの赤ちゃんの産声、それに歓喜する家族の声

そして、子宮筋腫、子宮がんなどの手術を待つ人、終わって苦しむ人

そして、色々な理由でこの世に生まれることなく、命が消えてしまった赤ちゃんたち・・・

病気を宣告されて夫婦で抱き合って泣いているご夫婦

この世の天国と地獄が入り混じってる所が産婦人科・・・

今回も、女性、そして周りのご家族の人生を描かれたドラマになっていますね。

昨日も高校生の男子にその話をしたところ「こわっ」っていうので、

「脅してるわけでもビビらしてるわけでもないねん・・・

人間、いつどうなるか解らない。私もあなたも明日生きているかどうかも解らない事、私が死んでたらもう習えないよ(どこでも習えるけど)だからしっかり習わなんとね。

死ぬことを考える事は生きる事を考える事やねん・・・

普通に生まれて来られたこと、今こうして生きていることが当たり前ではなく、奇跡なんだと言う事がよくわかるドラマだよ」、とドラマを見るのを薦めました。

どんなピアノ教室やねん・・・って話。(これ・・・オチ)

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