GW前に母が歯医者さんでいただいた薬に反応して、入院までした事件の犯人が解りました。
ペングットというペニシリン系の抗生剤だそうです。
副作用救済基金というのが、あるそうで、それに申請して認められると治療費が返ってくるのだそうです。
その為に、書類をかかわった病院の先生に書いていただかなくてはいけません。
歯医者さん、いつもかかっているお医者さん、入院した掖済会病院
3件にお願いすると、書類作成料が、それぞれ3000円、5000円、6000円とかかります。
それは、こちらもちだそうで、申請して認められても認められなくてもそのお金は帰ってこないそうです。
なんじゃそりゃって暴れそうになりました。
だって病院でかかった費用ってね、一割負担なのでしれてるんですよね。
でも悔しいので申請しました。薬毒ばかに出来ません。
それ以降すっかり体力の落ちてしまった母、(ほんとは、薬会社に慰謝料請求したいくらい)
もともと腰の狭窄症があり、50メートル歩いては休憩しています。
今、2階のアパートに住んでいるので、荷物をもって上がるのがもう無理かもしれないと弱音をはきました。
年金の範囲で入れる老人施設は無いものだろうかと。。。
そして、色々人に聞いたり、実際行ってみたりして、平日の午前中はそれに時間を取られてます。
おととい、行ってみた施設は高齢者向け住宅(賃貸)
今は空きがないそうで、同じ棟にあるちょっと一人では暮らせないサービスが沢山受けられる所があり
そこは空きがあるそうで、どちらも同じ居住施設だということで見せていただきました。
8畳弱の個室部屋にベッドとテレビがあり、バリアフリーのトイレがあるだけ。
おそらく、最低限の荷物を持って行ったとしても、収納できるところなど無いに等しい。
皆さんで一緒に使えるリビング的な所では大きなテレビがあり、ダイニングテーブルもあり
そして、折り紙とか・・・紙芝居のようなものとか幼稚園と見間違うようなものが沢山置いてありました。
食事も出るけど、それ全てお願いすると、とても年金では足りず、貯金を崩しながらでも
きっと自分の好きなものは買えないと思える金額でした。
テレビでも年金問題が言われていますが、年金だけでは暮らせないという事ですね。
あながち2000万というのは、言い過ぎではないような気がします。
公務員であれば、捻出できるかもしれませんが、うちは自営業でしたし、父は50代で亡くなりました。
その間、母は家計を助ける為に、夜な夜な寝ないで着物を縫う仕事をしていました。
昼間は父の手伝いをし、そして家事を100パーセントこなし、
昼間はキッチンと工場の行き来だけにおわれていたような人です。
駄菓子などでおなかを太らせたことはなく、いつも何かおやつを作って「おかえり」
と言ってくれた母。
全力で家族を守り、慈しみ愛をいっぱいくれた母
いつも私が何か弾いていると「上手になったね」「いい曲だね」
と言ってくれて私をここまで育ててくれた母
早くに父を亡くし、息子まで失って私を頼って神戸に来た母
何も悪い事してないよ。何も・・・
私がいった施設は新しくてとてもきれいな所だったけど、
腰が痛いというだけで、底のある貯金を切り崩しながらの生活、自由にお風呂にも入れない、自由にご飯を作って食べれない
狭い個室に入る・・・・?
家を3軒も建てて、立派に切り盛りしてきた専業主婦が年をとったら、こんな道しか残されてないの?
大きな家に住んでいた母の終の棲家がこんなとこ?ボケても無いのに?
一杯いっぱい悩んだけど、やっぱり母には入ってほしくないという事を
母に電話で伝えたら涙がボロボロこぼれてきて、
「なんであんたが泣くの・・・」と・・・
息子の部屋が空いてるけど、そこで暮らしても2階なので、いちいち下りたり上がったりしないといけないし
母も家族もストレスたまるのはわかってるし。
もっと、いい案が無いか考えないとね。
私が先に逝くこともあるということは、兄を亡くしているので十分わかっています。
なので、私がいなくなったとしても、母が寿命を全うできるように。
考えなくちゃね・・・
そして、自分の老後も考えていかなくちゃ
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