先月くらいから始められた大人の生徒さん
昔、やっておられたようですが、楽譜を見て弾く演奏ではなく
自分である程度自由に弾きたい。
その為にコードを勉強したいということで、始められたのですが
始めたものの、とりあえず、80代で始められたバイオリン弾きの方の伴奏をしないといけないんです。
という事で、コードの基礎的なお勉強ではなく、
とりあえず、「見上げてごらん夜の星を」のピアノ伴奏をご指導させていただきました。
がっつりお仕事されてるのに、土曜日や、他の曜日の一番遅い時間に
そのコンサートに間に合うように何度もいらっしゃいました。
そして、今日が本番だったので、とりあえず、昨日が本番までの最後のレッスンでした。
ある時はタクシーで、ある時は暑い中、また雨の中、バスに揺られて、仕事帰りに通ってくださいました。
本当に大変だったと思ったので、「大変でしたね。明日は精一杯がんばってください」というと
「いやいや、とっても楽しかったです。楽譜なんてほんとに何十年ぶりに読んだし、書いたし、
下手同士の合わせだけど、皆さん許してくださる所でするので、大丈夫なんです。
だから、緊張せずに楽しんできます。これが終わったら、コードの基礎からやりますね(#^.^#)」
と笑顔で帰って行かれました。
タクシー代まで使って、そのセッションの為にかなりの時間を要された事に対して
私は、「大変」と思いましたが、その方は「楽しい」とおっしゃいました。
音楽ってそもそも音を楽しむ事。まさにそれをされたんだなぁと思いました。
上手いからとか、難しい曲を上手に弾けるから楽しいじゃなくて、
そこまでの道のりを楽しむ事。パズルのようにコツコツと積み上げる事
それを楽しむことが出来る。これがピアノを習う面白さなのかもしれないなぁ
とふと・・・思ったのでした。
話は変わりますが、昨日、ピアノに関してのテレビをやっていました。
NHKの有吉のお金発見カネオくんです。
ピアノを作る為にこんな工程をかけて、こんな作業をするから高くつくんだよというお話でした。
再放送もあるので、ご興味のある方は♪
私が子供の頃は、うちの親は私がお金の話をすると
「子供がお金の話をするもんじゃない」とばっさり・・・
お金の事を話すなどの行為や思考は下品な事、だったのです。
お陰で、私はお金に対してとても無頓着に育ってしまい、何も知らないまま大きくなりました。
これはね~~~日本の教育は失敗だと思います。外国は小さな子供でも投資させたりしますよね。
投資は肯定も否定もしませんが、お金の事は親子でちゃんと話あっていくべきことではないかなと思います。
ひと昔前だと、こういうお金の番組を子供向けにNHKがするなんて考えられなかったけど
令和の時代ですね(笑)
良いと思います。
コメントを残す