私の鬼滅論(ネタバレあり)

私に鬼滅の存在を教えてくれた子は中学2年生のIちゃんです。

「先生、鬼滅って知ってる?むちゃ面白いよ」

その後コロナが流行りだし、うちの教室もお休みになり、私は仕事をしない日が数週間ありましたが、そのお休みを使ってアマゾンプライムであるということを聞いていたので

まぁ 中学生が面白いという漫画を見てみるのもいいかも。

とアニメを見たんです。

毎晩9時から8話くらい一気にみたら、4日で終わりました。

そのアニメは今まで見たことの無い 子供に見せてもいいの?という惨いアニメで

私は目を真ん丸にして 吸い込まれるように見たんです。

中には面白くない回もあったけど、それでも彼らの際立った個性に惹かれていました。

Amazonプライムの26話は列車に乗り込む所で終わります。

それからが、今やっている映画なんです。

今回の映画では、鬼滅隊の強い人たちの中の煉獄さんという人が主人公になりますが、

その煉獄さんも 炭治郎も長男に生まれ、長男気質がはっきりとわかる性格なんですけど

母として、息子を産んだ身として、知らず知らずに親が長男気質にしている所があるんだろうなぁ 自分も意識しない所で負担になったりしてるんだろうか・・・などなど・・・

炭治郎や煉獄さんを見ながらそう思ったり・・・

煉獄さんのお母さんはまだ小さな子供二人を残して死んでしまいます。

お母さんは死ぬ前に煉獄さんに思いを託します。

そして、ある約束を交わします。

そのあたりはね・・・もう涙なしではみれないわけですよ。

そして、鬼と戦い煉獄さんは倒れてしまいます。。。

煉獄さんは戦いに敗れて

炭治郎たちにこう言います

「胸を張って生きろ。己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと

心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け

君が足を止めてうずくまっても時間の流れは止まってくれない

共に寄り添って悲しんではくれない」

彼は、炭治郎たちを自分の跡を継ぐ有望な戦士と認めて、生き方を説くのです。

 

そして、煉獄さんが逝ったあと炭治郎がこう言います。

「悔しいなぁ何か一つ出来るようになったと思ってもまたすぐ目の前に分厚い壁があるんだ」

人間って生きていたら必ず色んな壁と直面しますよね。。

私の鬼滅の先生 Iちゃんが、友達と観に行って、どこで泣いた?っていう話をしたらしく、その友達は最後の炭治郎の言葉で泣いたそうです。

なんで?って聞いたら、テストがなぁ・・次々やってくるやん・・やってもやっても。。

 

確かにね(笑)笑ってはいけないけど、中学生にとったら大きな問題ですね。

ちなみに

Iちゃんですが、卓球部に入っています。

午前中シングルの試合でボロボロになり、ものすごく落ち込んで昼を迎えたんだけど

上の煉獄さんの言葉を思い出して(彼女全部言えます(笑)

なんと お昼からの試合ではとてもいい成績だったそうです。

煉獄さんのお陰だそうです。(笑)

このアニメ

お国によっては 惜しい作品だと言われてるそうですね。

あの惨さが無ければ・・・と・・・

そう、確かに子供によってはトラウマになり兼ねないものすごいシーンが沢山あります。

でも、あの惨さがあって、ひどいシチュエーションがあるからこそ

生きている場面があると思うのです。

だから、怖がる子にはオススメしないけど、

津波や、大きな地震の被害にあった地域が日本には沢山ありますね。

大事な人を失った方達は、炭治郎と同じ境遇になった方もいらっしゃると思います。

生きる事は辛い事も沢山あるという事、

今日幸せな家族であってもいつどうなるかわからない、想像できない事が自分に降りかかる事があるかもしれない、決して他人事ではないという事。

それらを織り交ぜて、

家族を大切に思う事。

今日の幸せを当たり前と思わず、毎日を大事に生きていく事。

そして、辛さを乗り越えてがんばって生きていく事。

誰かの為にがんばること。などの大切さを

教えてくれるようなアニメだと思いました。

だからね、大人が見ても泣けるんです。

最後はあの炎という曲がまたよく出来ていて、

エンドロールで流れるんだけど、泣きすぎて放心状態でした。。。

特に煉獄さんとお母さんのやりとりね・・・(ネタバレ注意)

 

 

少々ネタバレありですが、これくらいは許せるかなぁと・・・

ほんとはもっとあるけど、このくらいで(笑)

あ・・・ちゃんと26話までアニメをみて映画にいってくださいね~

あと、最後までコミックを読んでる方もあらすじを知ってる方は泣けないかもですが(笑)

多分Amazonプライムを観ていなかったら何が面白いのか全く分からなかったと思います。アニメじゃん・・・って・・・(君の名は・・・で全く共鳴しなかった私)

鬼?はぁ?なんじゃそれって(笑)

でもIちゃんに教えてもらってよかった♪

子供達に聞くと、小学生は泣いた子は少ないみたいですね。

煉獄さんが死ぬことが悲しい・・・みたいです。

大きくなるにつれ、経験値が高くなるので泣けるのね、中学生以上は泣いてる感じですね。

 

鬼滅を知っている子に、鬼滅の曲を弾かせる時、とても説明がしやすいのです。

感情移入を教えるのには最高の教材です。

 

カテゴリー: レッスン日記 | コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA