先週、高校3年生のラストレッスンの日でした。
最後は、2曲ほど、お母さんに聞かせてあげようねと約束したんだけど、
試験が連続であったという事で仕上がり具合は微妙でしたが・・・
一応ピアノの屋根も開けて、お母さんに堪能していただきました。
4歳から初めて、もうすぐ18歳になると言っていました。
お母さんも私も若かったねぇという話から、この年月色々あったことを振り返る時間となりました。
ここ最近レッスンを始めたばかりの子も私の生徒さんだけでも数人いるのですが、
その子達がここまで大きくなって好きな曲をしっかり弾けるようになるまでには
随分長い年月がいるもんだなぁとも思ったし、
その時間 何もしなかった子とコツコツがんばった子とではこんなに差があるんだなぁとも感じました。
そういえば昔 従妹が私が演奏する姿を見て「のぶちゃん、その手を頂戴」
と言われたことがあります。
簡単にあげられないし、お金を積まれてもあげられるものじゃないし、
これが、積み上げてきた時間と努力であり、どんな泥棒にも取られないスキルだし
荷物にならない技術であることをYちゃんを後ろからみてしみじみ感じることが出来ました。
さよならしたYちゃんには、笑顔で送り出すことも出来たし、同時に始めたばかりの子供達を数年後にこうして好きな曲がすらすら弾けるようになれるまでにしないといけないなと鉢巻を締め直しました。♪
元気でがんばるんだよ~と言ったら「わかってる♪」だそうで・・・
まぁ遠くに住んでるわけじゃなく会う事もあるでしょう。
さよなら・・では無いよね。(笑)
そして
ここからは長くなります。
義妹の事です。
よく考えたら、何も書いて無かったのですよね。義妹の話です。
義妹は、去年のコロナ禍で、乳癌の手術をしました。
きっとね、誰もお見舞いに行けないし、不安と寂しさを抱えての日々だったと思います。
その後、退院してから抗がん剤を受けながらの仕事は想像を絶する苦しさがあったと思います。
それから髪の毛が抜けたり、しんどかったり、抗がん剤の効果がみられなかったりしたこの年あけくらいから、精神状態がおかしくなり、鬱状態になったらしく、
精神科にも通っていたそうです。
そして、先々週の火曜日の未明に京都から琵琶湖に行き、そこでお酒を飲んで
入水自殺をはかりました。
それをみていた方が救急に☎をしてくださったみたいですが、心臓が30分止まり、
病院に運ばれたけど、脳死判定を受けたのです。
夫は歯がゆくて「なんでや」「バカな事を・・・」
とそればかり言っていましたが、親は面会が出来るけど、兄弟は面会が出来ないらしくて、・・・「死」の知らせを待つだけの日々となりました。
その時はあと、2日くらいという話だったのですが、
まだその状態は続いています。
昨日は一人で車で京都に行き、お義母さんを乗せて琵琶湖まで行ったようです。
家族はその時間で諦めはついたようですが、だからといって心臓は動いていて温かい体を触るとまだ死んでないと思いますよね。
乳癌、いつ誰がなってもおかしくない病気だし、
それから大きなストレスで鬱になる事も十分考えられます。
明日の命も、明日の健康の保障も誰にもありません。
後悔の無い日々を送りたいものですね。
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