私の部屋は凖個室と言われる部屋で、(コロナで)個室は使えなくて、4人部屋だけど、
なんとなくちょっとした家具で仕切ってあるちょっとだけ特別な感じなんです。
若いのは私だけで、あとは、80代90代のお姉様方。
皆さん骨折で入っておられます。
こけて骨折、こけないのになんとなく骨折・・・
痛い痛いと看護婦さんが触れるたびに言っておられて気の毒ですし
皆さんオシメなので、これまた大変で、しょっちゅう看護婦さんが見に来られます。
そして、皆さん 入れ歯なので、食事のたびに看護婦さんが
「はい〜食事ですよ〜入れ歯入れて召し上がってくださいね〜」と言う号令をかける。
そして終わったら「食事終わりましたか〜〜入れ歯外しましょうね〜」
となるんだけど、今日はそのお一人の方が、食べる時に入れ歯がないとおっしゃる
若い看護婦さんは焦って おかしいね〜いつから〜・・・どこやろ〜〜〜と布団をめくったり、下を覗いたり・・・周りをくまなく見ても見当たらない。
困った看護婦さんはベテランさんを呼んでこられました。
そのベテランさん、速攻で「お口開けて〜〜あ〜〜ん 入ってるじゃ〜ん」
どうやら最初から入っていたようです(爆笑)
私、声を殺して笑いました。なんじゃそれ(笑)
それにしても看護婦さんは、夜中も走り回り、優しい声掛け、食べないおばあちゃんには、もう少し食べて・・・ね? あーんしよかぁってスプーンで運んで下さる。
頭が下がりますね〜
執刀してくださった先生は、嚢胞がある私を11年診ててくださって、初期に見つけてくださいました。手術の日も 口がろくに回らない(麻酔で)のに「先生に命を預けます」と全面的に委ねた先生です。
外来の隙間に、朝も夕方も覗いてくださいます。
惚れてまうやないか(笑)
もひとつ ここは理学療法士さんが多くいらして、そのおばあちゃん達にもリハビリをしにやってきてくれます。
そして私にも腕をあげたり、その辺の筋肉や腱を触ったり、そして一緒に歩きましょうと歩いてくれたり、自転車も漕ぎました。
筋肉が日に日に落ちていくと、帰ってからがしんどいからね〜と
その理学療法士さんが面白くて日々の楽しみとなっています。
元気に働ける事は素晴らしい事だけど、病気になって初めて知ること、見ること
たくさんありますね。これも社会勉強だなぁと思う日々です。
マイナスばかりでは無い・・・と少し前向きになっています。(笑)
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