一つ前に書いた義父の面会が許されました。
といっても、孫もダメ、妻と息子だけどうぞということでした。
私はちょうどお休みで気候も良かったので、娘と3人で車で行くことに。
といっても3時からの面会で、それまでに義母は寂しくて震えてるということで、早く息子に来て欲しいという依頼があり、夫だけ置いて、私と娘は面会時間まで(病院に行くまで)
京都観光へ出かけました。
癖の強い姑で(^▽^;) 一緒に長時間いることが出来ません。
娘が龍安寺という 石が置いてあり、15個ある石の14個しか見えないという枯山水の庭があるという所に行ってみたいというので
石が置いてある庭みて、何がたのしいん?水族館行こうよ・・・と言ったら却下され、
知らない道をナビだよりに運転して、行くと
まぁ人も車も信号も多いのなんの💦
たかが石を観に行く為になんで~~~?と思いながら到着。
すると、駐車場に枝垂れ桜が咲いているのを見て、す~~~っとイライラがおさまり
石庭を目指して歩いていると、なんとも広いお寺で大きな池もあるんです。
そこにね~桜の花びらが水面に桜じゅうたんを作っていました。
カメは甲羅干ししてるし、水鳥も気持ちよさそうにしています。
実はこんな池があるなんて知らなかったんですけど、夕べの夢に
とってもきれいな水の上を歩いてその下には沢山の綺麗な鯉が泳いでるという夢を見たんです。
霊感が少しあるのか・・・よくこういう夢を見ます。
そして、その石庭に行くと・・・
とっても不思議な事に、心から邪念が消えました。
その人工的に作られた庭が、なぜか息をのむようなエネルギーを感じて、言葉を失ったあと
その向こうにある桜の花びらが、ちょうどいい風に乗ってひらひらと舞い降りてくる姿は、それはもう神がかり的な美しさがあり、
何という事でしょう・・・こんなに美しく散る桜があることを生まれて初めて知りました。
近くで見る桜の花が散るのとは違うのですよ。
雪のように見えたり・・・虹色に輝くカゲロウのように見えたりする桜は
「言葉に出来ない」ほど美しい光景でした。
それが青い空と白い石庭とのコントラストが素晴らしく
来て良かった!!日本人で良かったと心から思ったのでした。
その後、夫の実家に帰り、義母と夫を乗せて病院へ・・・。
面会してみると、なんと意識はあったようです。
耳が遠いので、義母が大きな声で話しかけると 反応があったそうです。
きっと、朦朧としている状態なんだろうなと思います。
だけど、先生から厳しい現実を突きつけられ、
義母は寂しい寂しいとずっと言っていました。
7月に娘を失い、またこんなことになり、憔悴していました。
が、何もしてあげられない、何も言ってあげられないのですよ。無力です。
『いつかはだれでもこの星にさよならをする時が来るけれど、その命は継がれていく』
という命の歌の歌詞がエンドレスで流れます。
いつ誰がどんな風にこの星にさよならをするのか誰もわからないけど、
誰でも不安と恐怖はありますね。
ひとって、一日のうちに何万回も何十万回も考え事をするのだそうです。
だけど、そのほとんどが、将来の不安と後悔なんだそうです。
気持ちの忙しい日になりました。
帰ってスマホからビデオに飛ばしてテレビの大画面で、桜の花が舞い落ちながらキラキラ光っているのを夫に見せてあげました。
京都で育ったのに行ったことが無いそうです。
きっと秋も美しいんだろうなぁと想像します。
後悔の無い一日を大切に過ごさなくてはね♪
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