子供たちの数だけドラマあり

ある女性と知り合ったのは、今から20年くらい前だったと思います。

当時私達はまだ30代・・・の後半

(彼女の方が1つくらいお姉さんだったかと記憶します)

知り合ったのは当時の生徒さんのお母さんからのご紹介でした。

「先生、結婚式みたいなイベントの司会業をされてる方がいらっしゃるから、発表会の司会をしてもらったら?」というお話をいただきました。

たまたま同じくらいの年代の素敵な女性だったので、即座にお願いすることに・・・

そう、古い生徒さんはご存知かもしれません。

ずっと長く司会をしてくださった方です。ただ、最近では影マイクだけでしたからご存知ない方が多いかもしれません。

ここ3年くらいは私達だけでやってますが・・・長い事お手伝いをしてくださいました。

 

知り合った時、まだ彼女は独身でした。

それから結婚をして、子供が出来ないからと悩み苦しんだ末にやっと出来た赤ちゃん。

その赤ちゃんが生まれる時に、彼女のお母さんがガンになり、余命いくばくもない時に

お母さんの看護と、赤ちゃんの面倒をみるというそれは大変な産後を送られました。

 

その後 赤ちゃんはすくすく大きくなり、いつの間にかうちの生徒さんになっていました。

親子で連弾された事もあります。

高齢出産だった為、もし自分たちが先にいなくなっても子供が困らないようにと道筋をつけてあげたいと中学受験をされました。

残念ながら第1志望に通うことは出来ませんでしたが、その受験の苦しみもずっと見てきました。

 

今、その中学も最後の年となりました。

 

発表会の日は英検と重なってしまい、11時半までに終わらせて欲しいというご依頼で

1部の真ん中で弾いてくれましたが、

もうね、それはそれは、ここまで来るのには親子でたくさんの試練がありました。

詳しくは言えないけど、ドラマ一本出来そうな人生でした。

大変な思いをして、家庭を守り、慈しみ育てた子がドレスを着てショパンを弾きました。

忙しい勉強の合間を縫って、練習もこつこつがんばりました。

ゆっくりゆっくり育てて来た子だけれど、

時間をかけたら、いつかこうして花咲く時が来るんだなぁと・・・

 

20年の彼女との出会いからパラパラ漫画の様にいろいろな事が巡り

私も感動しましたが、お母さんも号泣されたそうです。

 

こうして、一人一人、いろんなドラマがあります。

家庭環境、進路の事、病気の事、ピアノとの取り組み方、そして悩み相談も含め(笑)

いつの間にか、単なるピアノだけではなく、人としての関わりは長くてそして深いものになります。

一人の人生の中に私達ピアノ教師が少し参加させていただき、

一緒に感動させていただいていることに感謝です。

 

 

さて、2日のお休みをいただき、なぜだかまだ疲れが取れませんが(笑)

明日から日常が戻ります。

今日は、稲美町にステーキランチを食べに行きました。

久しぶりの肉(笑)

小束山近辺の方はご存知だと思いますが、明石の橋を渡るふもとあたりにあるステーキハウスで店長をされてた方がそこで自分のお店を開いておられて、

びっくり久しぶりの対面でした。(笑)

ステーキハウス秀(シュウ) 2500円が一番お安いコースで、私もこれをいただきましたが、

目の前で焼いてくださり、そしておしゃべりを楽しみながらのランチおいしゅうございました。

この二日の休みで、私は梅酒を漬けたり、10倍生姜を作ったりとなかなか忙しかったので、ランチくらいは・・・ゆるして・・・と行ってきました~~(誰に許し?(笑)

 

また次の発表会に向けてがんばりましょう。

裏話はまだあるよ。

 

 

 

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