うちは、発表会を希望者だけ出ていただくことにしています。
ピアノを習う理由はそれぞれ。
そして子供たちの個性もそれぞれ。
さくさくとこなして行って、本もどんどん進んで難しい曲を難なくこなす子もいれば
ドレミを教える⇒覚える⇒遊んでばっかり⇒ドレミを忘れる⇒ドレミを教える・・・
と負の連鎖になると、カンで弾いたり、耳で弾いたり、覚えて弾いたり楽譜を見ないもんだから、ミスが直らない。
そして上達しない。そしてレッスンに来る顔が暗い・・・。
と最悪の連鎖になります。
そういう子に
みんなと同じ教則本から離れて、一枚ずつ違う曲をレッスンだけで弾かせることにしました。
簡単な曲から、一回のレッスンで結構沢山の曲を弾かせます。
すると、なんと楽譜をガン見出来るようになりました。
レッスンに来る顔もとっても良くなりました。
作戦成功です。(笑)
もう大丈夫じゃない?教則本に戻ろうか?
というと、嫌だ嫌だ~~~!と・・・
楽譜をガン見しながら、お手手を見ずに弾ける曲をチョイスして
彼女オリジナルのノート(本)が出来ました。
それを繰り返し弾くたびに〇が付くものだから丸だらけ(笑)
そして、返し縫のように、新しい曲も入れながら古い曲も弾かせる。
やっと彼女の負のループを断ち切る事が出来ました。
本人もとっても楽しいようです。
やれやれ・・・
ここまで見れたら、もう忘れないかなぁと思っています。
こういう子は、発表会に出ない選択をされるので、逆にじっくり取り組めます。
他にも、ここでこれをじっくりやって欲しいなぁという子は
お母さんが悩まれた時点で、やめておきましょう。と言った子もいます。
もちろん、出た方が良い子も沢山います。
いつもは練習しないのに発表会の曲になるとがぜん練習するような子はね・・・(笑)
毎月発表会ならええのにな。と言ったこともあります(笑)
発表会の難しい曲とじっくり向き合って
コツコツと少しずつ曲が出て行く様は、小さなブロックを組み立てて大きな作品になっていくのと同じような光景になります。
子供たちの力すごいなぁと思います。
発表会に出る子も、出ない子も
みんながんばれ~~~!!
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