思い出のカップ

子供が小さい時、私は転勤族の妻だったので、福山、岡山と転勤してきました。

親に面倒みらもえるわけじゃない知らない土地での子育ては、友達もいないし、今のようにネットも無い時代

いつまでこの時代が続くんだろうと終わりの見えないトンネルの中にいました。

子育てが忙しい時代というのは夫も一番仕事をしなくちゃいけない時、相談をしても上の空、

子育ての大変さもわかってもらえなかったあの時代(夫は夫で必死だったから)

いつになったらトンネルから抜けられるのか・・・そんなことばかり考えてたある日

一筋の光が見えたんです。

それがね、 これ・・・

 

 

 

 

 

 

 

どこで見たのかどこで買ったのか全く記憶にないのですが、

それは私の心を掴んだカップでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイヤルドルトン ブランブリーヘッジシリーズというやつですね~

この絵本の作家が描かれたネズミの四季のコップです。

かわいいネズミたちが四季折々の森で楽しそうに生活をしている・・そんな風景が描かれてありました。

 

お金もない時代、食器なんて食べられたらそれで良いと思ってこだわりなんてなかったけど

これは、欲しい!!揃えたい!!と思い、お金を貯めて、一つずつ買おうと心に決め

それが、1カ月先を考えられる、その時は楽になってるかもしれないという夢を持たせてくれる時間でした。

そうして、当時カップとソーサーで5000円くらいしたような気がします。

もちろん自由に使えるお金もなく、ほんとにしんどかった・・・

でもお金が貯まったら一つずつ買いそろえていったんです。

スプリング、サマー、オータム、ウインター と四季があり、それプラスバースデーとシー(sea)が売り出されたのでそれも買いました。

全部揃った頃には子育ても楽になっていたような気もします。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

そのカップはその後、家族で使うことはなく、大事な方がお客さんとして来られた時だけ出すよそいきカップになりました。

息子のお嫁ちゃんが来てくれた時も、お友達が来てくれた時も・・・

唯一の『よそいき食器』なのでね(笑)

 

先日の事

私が寝る前にカップが割れて、ごみとして置いてあるのを見てしまいました。

夫ですね~・・・

なので、えーーーーー!!!と思ったけど、食器は壊れるもの、仕方ないねと思いながらも

私としてはそのコップの価値よりもあの頃のことがよみがえって、その心の苦しみとそこから逃れられたこのコップのことをしって欲しくて、夫のラインにこれを送りました。

子供たちが小さかった頃のほんの数年だけ売ってたみたいで、中古しかもう無いようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただのコップじゃないということを・・・わかってほしい

朝は夫は早いので、何かを感じてくれるかなと・・・思って

起きてみたら、

真剣にネットを見ていて、「なにしとん」ときくと「金つぎをしてくれる人を探してる」

あらら・・・ちょっときつかったかなと思い

「いいんよ、別に、食器は壊れるものだから、もう捨てたらいいやん。しゃーないやん」というと

「いいや、探してあったから、ここにもっていくから」

 

金つぎをされてるところをジモティーで見つけたと(笑) 小束山、にお住いの方でした。

前に私たちが住んでいたごく近く・・・

 

そこにもっていって、直していただきました。

金つぎすると 似合わないコップなので、専用の接着剤なのかな。

普通に水を入れてもこぼれないし、パット見はわかりにくい所まで直してくださいました。

 

モノは永遠にあるわけないんだけども、それでも私の思い出は、捨てずに済みました。笑

修理代金、夫はさくっと出してくれました。笑

直してくれた気持ち、ありがたかったと思います。笑 わかってくれたんだと・・・

いや、ただこの中古の値段にびびってそんな高かったカップを割ってしまったのか~~!!
だけだったと思いますけど、

本当は5000円くらいだったけど、あの頃は・・・うんぬんかんぬん・・・と説明しましたよ。笑

唯一の楽しみにしていた事だったと・・・

 

もう、とっくに子育てなんて終わってしまったけど、振り返れば楽しい子育てだったけど

あの頃は大変だったなぁと思いながら

今は自分のやりたいこと、仕事もしながら、好きな事が出来て楽しいです。

ケチなケチな夫が(笑) しれっと車にガソリン満タンにしてくれています。

シャチいってこ~~い!!たのしんでこ~い!

なんですよね(笑)

 

あ・・・夏に行かれる方、熱中症には気をつけましょうね。

あちこちでジュースは売っています。ただ座れるところが少ないのです。イルカスタジアムの下にイルカが見える所に両サイドに椅子があるくらい。

私たちが休憩にいくのは、もっぱら オルカホールです。

オルカラボの隣にある、シャチの映画みたいなのがずっと流れています。

椅子があるんだけど、なかなか人が多いので座りにくいのです。が。

下は絨毯張りになってるので、みんな地べたに座っています。心地よいです。布団もっていきたいです。笑

そこで休憩しながら回ってくださいね。

あと、お昼は日差しがまっすぐ来るので、オルカスタジアムの屋根でほとんどが日陰になります。

なかなか穴場かも。あと夕方ね。20日夕方、最後のシャチの時間に行きましたが、80パーセントくらいの入りでした。

暑いからかも~~

 

 

 

 

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