インターナショナルスクールの教育

数カ月前から、インターナショナルスクールに通っておられる中3、今は高校1年生の学年になるのかな

そんな子が来てくれています。

ハワイ生まれのお父さん、と日本のお母さんとのハーフで、ハワイと日本で暮らしておられますが

今は日本に住んでおられるとか・・・

でもお父さんはハワイ(笑) でも時々帰ってこられたり、自分たちが行ったりするそうです。

もちろん英語も日本語も堪能

そして、姿勢も良いし、ガタイもしっかりしてる。

彼女との話は目からうろこ話がいっぱいです。

インターナショナルスクールの部活動は3カ月に1度変わるのだそうです。

まずここでびっくり

ひとつの事を深くするんじゃなくて、たくさんの事を浅くというスタンスなんでしょうね。

しかも、全然部活動に囚われてないから、学校から帰るのも早いし、週にがっつり毎日するわけじゃないんだそうです。

ここで、家庭環境の差が表れると思うんですけど

(これから神戸も部活動が変わりますよね?どんな感じになるかさっぱりわからないけど)

お母さんはこの子に、小さい頃からピアノとバレエを習わせておられます。

なるほど・・・一つの事を深く長くやらないと意味がない、結果の出ないピアノとバレエ・・・

だから、彼女はピアノも結構弾けるし、姿勢が良く体の中にまっすぐな芯が通ってるのもバレエをしてるからなんですね。

 

なるほど~~~!!と大きく納得しました。

 

そしてなぜうちに来られたかというと、コードネームの勉強が出来るから

なんだそうで、(普通のピアノ教室ではほとんどやらない)

で、今やっている部活がバンドなんだそうで、コードがわかった方が色々出来ると思ったからなんだそうです。

 

でも彼女が一番やりたかったのは弾き語り。

一番最初にやったのはカーペンターズの曲

もちろん、ピアノ用の二段譜面を見ながら弾くと・・・

右手はメロディー、左手はベースや中音部の伴奏

が普通ですが、コードでの弾き語りとなると、話は違います。

メロディーは口で歌うんだからメロディーは弾く必要無いのです。

コードネームが書いてあると、そこから色々作れます。

それだけで、ベースの音がわかる。伴奏の和音がわかる

リズムはどこで刻むのか、ベースはどのように弾くのか、伴奏はどっちの手?

中音部はどっちの手で弾く?

どんな伴奏の種類があるのか?

メロディーを弾かなくて良い分、おかずも入れられるし、ぐんと伴奏のバージョンは広がります。

 

ほれ、こんなん?こんなんはどう?もっと難しくすればこんなんとか・・・

 

と提案してから、彼女が自分で組み立てていきます。

そして数週間後、最終的には、ものすっごい良い発音で(当たり前)

ピアノを弾きながら歌ってくれます。

さいこー💓

かっけー💓

 

日本の教育と違うのは、すごく自己肯定感が高いと思います。

自分の強みがどこか、よく自分で知ってるという事。

そして無駄な時間を過ごさない。

日本のようなカチカチの伸びない制服と違って、パーカーだったりするんですよね。

これは日本も見習う・・・と言ってたような気がします。

自己肯定感が強いと他人の事はあまり意識しないのかもしれませんね。

真似をするファッションじゃなく、自分が好きなファッション、流行り?そんなん関係ない

好きなことを突き詰めていく。

それをちゃんと自分で決められる。時間の割り振りも自分で出来る

ん~~日本が見習うべき所はいっぱいありますね~・・・

お母さんとの対話を聞くと、大人です。お母さんと同じ目線で話をしています。もちろんいい意味で。

1人の大人 対 1人の大人の会話です。

お母さんに色々締められてる所は何一つない感じがします。

自由いこーる自己責任の国の教育

 

うん。幼い時からの自己肯定感を高める事って・・・と考えさせられますね。

 

 

 

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