母から娘~孫~ひ孫へと

昔50年くらい前に母に買ってもらったピアノがね、ずっとうちのリビングにあったんですが、

今回 第2教室のグランドを買った事で、手放そうと決断しました。

いつの日か、子供らのどちらかが使うだろうと思ったし、そもそもここに引っ越して来た時に

リビングを使ってリトミックをしようと思ってたんですよね~・・・

長い事手から離さず置いてたんですが、息子らは横浜だし、自分らで買うだろうと思ってたし、娘は独身実家暮らし。

そして結局リトミックをする暇もなくここまで駆け抜けて来ました。(一応夢やった)

ポツンと長く佇んでいたピアノですが、そろそろね、お別れの決断をしないとね・・・と離す決心をしました。

こればかりは自分で運べる断捨離ではないので・・・

 

私としてはもしも1万円でも買っていただけるのなら母にステーキを買って完結だなと思って、フェイスブックに相談投稿をしたら

なんと息子がそれをみて「いる」と・・・

 

いやいや簡単にいるって言われても、メンテナンスしないといけないし、送り賃はかかるし、そもそも50年も前のピアノをね

可愛い孫に・・・いや、私が嫁さんなら絶対姑さんのものは嫌だし。

と思ってたんですが、やるかやらないかわからないものに新品は買ってやれないと言うし、

夫はメンテナンスして送ってやるって言うてるし、ちょまてよ(キムタク風) むっちゃお金かかるよ?

向こうで新しいのを買うほどはかからないけど、むちゃかかるよ?と夫に言っても それでもいいという

ちょまてよ。自分は破けた服着て靴はいてさ・・・そっち買うのが先やろ!!!と言っても

いいや、孫への投資や、最後の給料で買ってやるとひかないものですから(笑)

年金暮らしになった記念か?絞り出したお金を使ってピアノをきれいにしてもらいました。

 

ぴあの屋ドットコムの社長にお願いして、(それが3月)

やっとやっと土曜日に到着したそうです。

必ず、幼稚園がお休みの時に、家に入るピアノを見せてやってねと息子に伝えたものですから・・・遅くなったのもあったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の裏手の大きな窓から入れたみ

たいですね。

古いピアノは、蓋がバッタンと閉まるので、危ないのでゆっくり閉まるフィンガードというのを付けていただき

 

 

 

 

 

 

 

黄ばんだ鍵盤は張りなおしていただき、中のハンマーも調整していただき、外側も綺麗に磨き上げていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日は父の日で、

喜んで自分でめちゃくちゃに弾いて、作詞作曲、即興演奏の弾き歌いで「パパの歌」を歌ってくれたそうです。

 

 

 

 

 

そのあと、「ありがとうございました」で拍手をもらい、パパは「ブラボー!」と叫んでいました。(笑)

パパは長く大阪のシンフォニーホールでバイトしていたので、タイミングの秀逸な掛け声でしたね。(笑)

ピアノは向こうで習っていますし、一応 どちらのばあちゃんもピアノの先生、ママは歌もピアノも上手。

そしてパパもママも絶対音感持ちなので

この子の歌は完璧です。むちゃくちゃ上手に歌います。

さて、どこまでがんばってくれるか、楽しみにしておきましょうか(笑)

上手になった、そしてきっとがんばると思った段階で躊躇しないでグランドを買ってやってねと言いました。

 

50年前、母が買ってくれたピアノを私が弾き、子供らも少し弾き、そしてひ孫のもとに行くなんてね、

だれも想像しないことで、母も喜んでいました。

 

長く生きてるとこんなこともあるんですね~

 

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