今日のお話は、生徒さん向けでもないので、スルーしてくださって構いません。
よくある質問をメールで送ってくださった先生がいらっしゃるので、 そのご質問はセミナーだとお話する機会があるのですが、 今回は文章で説明しますね。
で、メールをしてくださった先生の内容はこれ
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『先生の、両手になったらコードネームでひいちゃおうを、
発売された時からずっと愛用しています!
ずっと、どうしても意味が分からないところがあるので、教えていただきいです。
子ども用の両手になったらコードネームで~の、2巻の9ページに書いてある、
Ⅳの和音の秘密の説明文4~6行目です。
Ⅳは他の和音に勝手に進まないというのと、
しかし、もともとのⅣは基本形です、というのが、私の理解不足で、
いつも生徒に「ちょっとこの意味がわからないけど」と言ってます^_^;
Ⅳは他の和音に進まないとは、どういう意味なのでしょうか?』
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そんな前から使っていただいたなんて嬉しいお話です!!
もう長いですもんね~ 2009年が初版だそうです。
私の名前が変わってないのが何より(笑)
では本題 Ⅳというのが少しわかりにくいので、
ハ長調の中のコードネームで説明しますね。
その前にⅣの和音というのは、
主音から4番目の音におだんごをつけて和音にしたもので、
ハ長調であれば、Fコードになります。
この本は家族で説明していますが、Ⅳの和音は子供和音と呼んでいます。
ハ長調では Cコードはお母さん、Fコードは子供、G7はお父さん で、
ここからぐっとわかりにくくなります。
先生むけなのでごめんなさい。
C-F-G7-C というコード進行は、オールスター進行と言って、
ベースでいうと、ドーファーソードー になります。
これが、よく出るFコードの進行です。 全て『基本形』のコードになります。
だけど、C-Fの次にG7に行かないで Cコードに行く事を
あこがれ和音とか、ゆりかご進行といいます。
それは、例えばお母さんの腕に抱かれてるまんま。
そこから外に出て行かない。
お母さんにハグされてる時は、ふんわりあたたかくて幸せな気持ちになりますよね。
緊張もほぐれて安心できるような・・・
そんな和音進行の時(C-F-C)の場合は、ベースがドのまんまなんです。
ということは、Fは基本形じゃなく、第2転回形を使います。
例えばその本のP60の素直な心(ブルクミュラーより) の 最初の所。
これがまさにゆりかご進行ですよね?
どうですか?ベースがドのままなので、
あまり変化を感じる伴奏になってないですよね?
メロディーが1オクターブ跳躍しているので
左手はあえて派手な進行をしたくない。
ブルグミュラーさんはそう思われたのでしょうね。(笑)
こういう場合はぴょんと外に飛び出た音(基本形)にしない方がいいよ。
という事なんです。
Fコードは、基本的に基本形で使う事が多いのですが、
C-F-Cというコード進行の時は、オーバーですが、
『例外』だと考えると、
お母さんに羽交い絞めされてると思ってもらったらいいかもしれません。(笑)
書き方が少し誤解を生みますよね。すみません。。。。
他の和音というのは他の転回形という事で理解していただけたら良いと思います。
それと、ついでにですが、G7-F には行かない。
と1巻に書いていますが、これを逆進行とか、禁止進行と言いまして、
本当は行きます。(笑) そういう進行あります。
蛍の光にだってあります。
ただ、あそこでいろんなコードに行ってしまうよと言えば、
その次の伴奏付けをする時に子供たちの頭で選択肢が増えて悩むので
そう書いています。
G7が来たら、Fには行かないんだからCしかないじゃない。
みたいな方が楽ですもんね。
もちろんもっともっといろんなコードネームはありますが、
3コードを基本に身に付けて欲しいので、 そう書いています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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