これは、多聞東中学の今年の体育祭の動画です。
若いっていいですね。
ドラムメジャーの女の子の言葉にも感動です。
現生徒が3人、元生徒が1人入っています。
去年からとても吹奏楽に力を入れる先生が赴任してこられて、一気に熱くなったクラブです。
だけどね。
観るのは感動。するほうは、それはそれはタイヘンな事なんです。
うちは、今の顧問の先生じゃないけど、息子も娘もここでマーチングをしました。
マーチングって9月にコンクールがあるので、真夏の炎天下で練習があります。しかも一人でも抜けたら形態が変わるので少々の事では休めない。
息子は、合宿に行った所でキツイ結膜炎がうつり、眼帯をして練習、その後、涙腺がつまり涙があふれて出るという後遺症になり受験の最中もハンカチを離せない生活、そして受験が終わって神大で手術をしました。
受験日から、合格発表までの間にです。
成功してもまた封鎖する確率が高い手術でしたが、無事成功してほっと胸を撫でおろしたのを覚えています。
娘にいたっては、そもそも学校まで3キロの道のり、荷物を持ち勉強もして、真夏のマーチングの練習は過酷を極め食欲不振になり、げっそり痩せてしまいました。
それでも息子は高校でもマーチングが強い高校に行きたい、そこでマーチングをしたいと言いましたが、私が大反対をして、あきらめてもらいました。
そこは私学、3年間で吹奏楽部と授業料で一千万かかると友人から聞いたから・・・(実際に行った方にも聞きました。ほんとにそれだけかかるそうです)
だから息子には、吹奏楽だけじゃなく、高校はね、勉強する所、青春を楽しむ所、恋もして、いろんなことをして欲しい、吹奏楽部だけに高校生活を終わらせてほしくない。音楽が全てじゃない(ピアノの先生が言う事じゃない(笑)音楽だけ知ってたって人間力は上がらない。楽しむ事が音楽だよと・・・。
というと、彼はあきらめてくれました。
今は、あそこに行かなくて良かったと言っています。
マーチングコンテストは出る学校が少ないのでいきなり県大会になります。
それだけ出場校が少ないのは、それだけのリスクもあるということ。
何が言いたいかというと、学生は勉強が本分
マーチングで鍛えられる根性も他にたくさん得るものもあると思う。
だけど、みんながみんなしたいわけじゃないのが中学の吹奏楽部
娘が中学3年生の時は顧問の先生が出場するかどうかはみんなで決めなさいといってくださったらしく、娘たち3年生は反対しました。出たくない。受験勉強がしたいと・・・。
2年生はリベンジしたいから出たいといい、喧嘩になったようですが、3年生の言い分がとおり、夏は受験勉強が出来ました。
親としてもほっとしました。出ると言ったらクラブをやめなさいと言うつもりでしたから・・・。
強い高校はやりたい子供たちが集まってきます。高校は良いでしょうね。
だけど、中学生は、ただ、楽器を楽しみたい、みんなとの演奏を楽しみたいから吹奏楽部に入る子がほとんどです。
マーチングの出場は、子供達、そして保護者の方も交えて出演すべきかどうか決めるべきではないかなぁ~と思いました。
今晩お風呂で娘に聞いてみました。マーチングって楽しかった?
「ぜんぜん・・・中には楽しいと言う子もいたけど、まず、受験生は焦るよね・・・。そもそも文化部だからって入ったのに、なんであんな運動部も真っ青な事をさせるのか、意味がわからん。嫌ならクラブをやめたらいいっていうけど、そんなに簡単に辞められるもんじゃないしね。陰口、後ろ指さされるのわかってるもん」
息子は「ある種のマインドコントロールやね。あの時はみんな目的に向かって一生懸命だったから楽しかったけど、今考えたらなんであんなしんどいことしたんやろ・・・」と言います。
観るのは感動、するのはね、親も子も修行です。
子供二人育ててみて、中学の勉強は一生の基礎学力をつける大事な時。
クラブは勉強とは違うまた大事なものを経験し、身に着けられる時だと思うけど・・・マーチングはね・・・公立の普通の中学がする部活の度を超してると思う(-_-;)
特に3年生、大事な夏休みがほとんどつぶれます。受験の為の勉強が疲れて出来ないし、夏期講習なども行けないのが現状です。
私は部外者なので、見守るだけしか出来ませんけど・・・
マーチングの練習でぐだぐだになって来る子供たちがしんどそうで、みれなかった・・・。
コンテストも体育祭も終わって
みんなよくがんばったな~・・・とほっとしています。
長い夏だったね~・・・
6 Responses to マーチング