この絵本の事をテレビでやっていたんです。
お母さんが最初に交通事故で死んでしまう・・・という事から始まる絵本で、死んでしまったお母さんが子供の事が心配でおばけになってしまうという内容です。
大丈夫かな、一人でご飯食べれるかな、一人でお風呂入れるかなと心配でお化けになって子供の傍にいるんです。
敏感な子にはショッキングかなぁと思って私のレッスン室だけに置いてお母さんの反応を見ると「いい本ですねー」と言ってくださり、ハンカチを持ってお母さんの読み聞かせを聞く子もいました。
ですので、みんなが読めるように玄関のソファーの所に置いておきますので、興味のある方は5分ほど早めに来られて、一緒に読んでみてくださいね。
私もじっくり読みましたが、このページはお化けになったお母さんと男の子が夜中に散歩に出たら沢山おばけがいるのです。
そこで、お母さんはこういいます。
「人はみんないつかは死ぬの。死なない人なんていないのよ。それで、死んだらね、生きてる時、こうしておけばよかったのになって思う人が、お化けになるのよ」
という文章があり、考えました。
父が病気になった時、今日死神から肩を叩かれても後悔しない人生を歩こうと歩いてきたつもりですが、いざ そうなったら、もっと要らないものを捨てて置けば子供に迷惑かけなくてすんだのに・・と思うだろうなぁ(笑)と思ったけど、…
自分の人生を振り返り、幸せだなぁと思った時はいつだっただろうと考えてみましたが、海沿いに住んでいた私は柴犬と一緒に散歩に行き、堤防に座り海を二人でずっと見ていた時間というのを一番に思い出しました。
夕日を浴びながら犬と話をし、癒し、癒され、柴犬と暮らした13年が幸せだったなぁと・・・と。
ということは、今 りゅうと暮らしてる事はやっぱり幸せなことなんだなぁと嫌がるりゅうを捕まえ、すりすりしたのでした。
今、彼は小さくても大きな存在です。朝起きたらニャーといって喜んで、仕事が終わったら、ニャーと言って「おつかれさま」と言ってくれます。
大きな光です。
絵本の話に戻ります。
母親は子供が大きくなるまで生きていたいと思うものですよね。
私も毎年運動会のお弁当を作るたびに、ああ・・・今年も作ってやれてよかったと思って来ました。
もう、二人とも成人したので、思い残すことはあまりないかなと思うようになりましたが、
兄は12年前に44歳という若さで突然死しました。
この絵本の中でも男の子はお母さんについていた嘘を後悔します。
同じように兄の一番下の息子も「お父さんに嘘をついていたことがある」といい、それを書いて兄の棺桶に入れた事があります。
人が突然亡くなるのはだれしも考えられる事
だから、喧嘩をしたり、人とのやりとりで後悔してそのまま寝るような事は避けてきました。
私が突然死んだら子供が苦しむと思ったから・・・
小さな子供はまだわからないかもしれないけど、目の前のお母さんが明日も必ずそばにいて自分の面倒をみてくれるのは当たり前ではないという事を
感じてくれたらなあと思って買ってみました。
絵本見せていただきました。
私の場合、震災以降、明日の命はわからないな~
と思うようになりました。
もしもの時、子どもたちには何も残してやれないので、
せめて「愛された記憶」だけは手渡したいと、
日々「好き好き」光線を発し続けています。
娘には、この間「そんなことばっかり言うお母さんってお母さんだけだよ。きっと。」
「よそのお母さんはそんなこと言ってないと思う。」と言われました。
このごろは抱きしめようとすると、
「そんなに迫られると、ちょっと気持ち悪い…。」とまで言われたりして。
でもやめませんよ~。
なんだかんだ言いながら、少しはうれしそうだし、そうすることが私の幸せだから。
そうですね~ほんとに明日自分の命があるなんて誰も保障してくれないですよね。
愛されるって、人間の根本ですよね。
しっかり愛してあげてください~
うちは、もう完全にうざがられてます(-_-;)
ああ・・・小さい頃に戻したい(;一_一)