涙のわけ

1部、2部、3部は

最初に講師紹介と簡単なご挨拶をさせていただき、

終了とともに、お見送りの為にエントランスに出ましたが、

4部は、最初のご挨拶は無しで、最後にご挨拶に出る事にしていました。

これがダメなのよね。

最後の子は、高校2年生の子です。今年うちに来てくれてたお兄ちゃんが東大に合格したこの妹ちゃんです。

兄妹でね、長い事通ってくれました。ずっとお母さんも一緒に♪

彼女はお兄ちゃんのように器用じゃないので、受験勉強をするとピアノは出来ないかもしれないということで、今年が最後になるかなぁと言っていました。

そして、去年はクラシックを弾いたので今年はジャズでということで、バードランドの子守歌を弾いたのですが、まぁアドリブの部分がすごく難しく苦労していましたが、「のだめちゃん」の要素があるので、はまったらどんなジャンルでも弾いてしまいます。

その子がくれたコメントがあり、

最後の子だけ、しっぽに私からのコメントを入れさせていただいています。

それが

これ

影アナで司会の方に読んでいただいたものです。

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今回初めてトリとしてバードランドの子守唄を引けて嬉しく思っています。

この発表会が終わってからも大曲を一曲練習したいと思っていますが発表会で弾くのはこれが最後となるかもしれません。

先生には10年以上お世話になり、ドの位置もわからなかったところから好きな曲を弾けるようになるまで熱心にご指導して下さいました。

毎週ピアノのレッスンと先生の面白いお話が本当に楽しみでした。

今日はそんな先生に恩返しとして、今まで弾いてきた中で最高の演奏が出来るように心を込めて弾きたいと思います。

先生、今までありがとうございましたと少しですがこれからもご指導よろしくお願いします。

先生よりコメントが届いております。

小さかったえみりちゃんが、トリを務めてくれるようになって感無量です。

感受性豊かで、泣き虫えみちゃんに、泣き虫先生だったね。

ピアノで得たものをこれからの人生のプラスにしてくれること、そしてあなたの幸せも心から願っています。

長く来てくれてありがとう。

 

自分で自分を陥れるような事を書いたんだから、

彼女の演奏中 ぐるぐる頭の中でいろんなことが回るわけです。

実はこれを読んでくださった司会の方も、もう10年くらいのお付き合いなので、彼女の小さい時から知ってるわけです。

このコメントを読んだあと、スイッチを切ってから、顔を手でふさいで泣いておられました。

私は、泣いたらしゃべれないから、泣くな~~泣くな~~~と心でブレーキをかけてたんですけどね、

舞台に上がったら全て終わった安堵と共に噴出してしまったんです。

御見苦しいとこをおみせしてしまって、ほんとにお恥ずかしいことです。

来年は泣かないようにしますが、

中学生の子達が「先生を泣かせるまで続けるから」と

変な闘志を燃やしているようです。

なんでやねん(笑)

 

 

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