小さい頃、私の夏休みと言えば
母の里、島根県浜田市という所に母と私と兄の3人で帰っていました。お盆に父が迎えに来るまでね・・・
母の妹家族も同じように帰ってました。
毎朝、水着を着て浮き輪とタオルを持ってみんなで海に歩いて行くのです。
帰ったら、伯父の畑で採れた葡萄がざる一杯に洗って置いてあります。そして、叔母が作ってくれたきな粉にまぶしたお団子をお腹一杯食べて、みんなで広い縁側に寝るのです。
お盆には父たちも合流して男衆は船で魚釣りに出かけます。
色とりどりの魚を取った男衆は外の水場2か所と家の中の台所の3か所を使って、魚のしごをして、ありとあらゆる魚料理が並びます。
釣りたての魚、何をしても美味しいですよね。
一度、祖母が大きな釜で、鯛飯を炊いてくれた事があり美味しかったなぁと未だに覚えています。
夜は五右衛門風呂、祖父が薪を入れて火加減はどうや~と聞いてくれるのです。
お味噌汁のお味噌は祖母が納屋に作りおいたもの。
よく醸されたものですよね。材料も安全なものだし。
ところてんは、天草を海から採って来て煮出して作るものでしたし、畑で採れたてのトマトも味がしっかりついてて美味しかったなぁ
団子の粉だって、きな粉だって、多分石臼で挽かれたものだったと記憶します。それはそれは二度と手に入らない貴重なもの。
豊かな自然に囲まれ、海と山の幸をいただき、本物の豊かな暮らしをさせてもらっていた夏休みでした。
(そんな暮らしをした祖父母は90歳過ぎまで生きていました)
そこで盆踊りをして、夏のバカンスは終わり、広島の街中へ帰って行くのでした。
魚は切り身で売ってる。お金を出せば団子の粉もきな粉だって買える。お味噌だって、寒天なんて粉で作れる。
そんな便利な世の中に生きているけど、小さい時の舌の記憶はばっちりあるもので、二度とあの美味しい団子の粉を食べる事も出来ないし、天草から作るところてんも二度と食べる事はありません。
便利な暮らしになって、失くしたものは多いのですよ。
そんな事を考える、夏休み最終日
夫もたまたまお休みだったので、パイレーツオブカリビアンを観に行ってきました。
この間娘とスパイダーマンに行ったばかりなのだけど、夫と行くと安いのよね(笑)
だけど、まぁスケールが違うというか、にぎやかというか、画面がうるさいというか(笑)
それはそれは巨額なお金を投じたんだろうと思える映画でしたが、帰って二人でいびきをかいて寝ました。
じーとばーには、目が疲れる映画でございました。
さて、明日から心も発表会モード炸裂
子供たちも、新学期の心構えをしなくちゃいけない時期だしね
鬼になる季節でございます。
締まっていこうぜ~~~~!!
明日から広報誌バインダーに挟んで行きます。コメントのお願いを書いていますので、必ずお読みいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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