元生徒さんのお母さんからのご紹介で、大人の方が習いに来られることになりました。
その元生徒さんは、古い生徒さんはご存知だと思いますが、
千本桜を自分で耳コピして、発表会で弾いてくれた子です。
そのお母さんからのご紹介で来られた方と少しそのこの話をしました。
今は横浜の大学へ行って頑張っているようですが、
どうやら、ピアノを弾いてYouTuberしたり、楽曲を作って買ってもらってお小遣いにしているのだとか😅
ふと、その彼のことを小さい頃から思い出し、玄関で待ちきれなくて小さな可愛い椅子で寝てたのを起こすのがかわいそうだったなぁから・・・
中学でやんちゃして高校受験に焦ったこととか・・・笑
反抗期が早く来てお母さんには反抗しても私には素直に接してくれた事とか・・・
子供達の成長を見せていただいて、いろんな思い出が浮かんでくるとともに、
他の子達、特に大きくなるまで通ってくれた子たちの、終盤を振り返ってしまいました。
これは何度も話たかもしれないけど
割と大きくなってやってきた男の子2人、この二人は全く知り合いでも何でもないけど、共通していたことは「幼稚園の先生なること」でした。
大学の進路を決めるときに、2人ともが口をそろえて言ったこと
「お母さんも、お父さんも学校の先生も幼稚園の先生になることを反対するけど、先生は反対しーひんやろ?」
と・・・
「う〜ん・・・反対やな」
「何で〜〜〜!!」
「公立の幼稚園に行けるのなら反対しない。だけど、私学の幼稚園に就職するんだったら、良いお給料は期待できないと思う。国が変わらない限り・・・。君はずっと給料安いままやと思うけどな。。。友達が裕福な暮らしをしてるのを指咥えて見てるん?」
というと「それでも好きな職業に就きたい」
今は若いからそう思うけどなぁ・・・好きな人が出来ても結婚でけへんで・・・
給料が安かったらどういう生活になるか・・・想像してみ、冷静になって
結局
1人は、学校の先生、そしてもう1人は警察官になりました。
もう1人、希望の強い子がおりました。
でも彼女は神戸大学へ行ったので、公立の幼稚園の先生になれると判断し、
女の子でもあったし、最後は いいんじゃない?と言いましたが
結局彼女が就職したところは、コンサルティング会社でした😅
また
障害のあった子もいました。
高校(の代わりの所)を卒業するまで通ってくれました。
その間はずっと 暗譜で弾ける曲をたくさん作ろう!!とイエスタディとかね、みんなが知ってる曲を少しずつ暗譜して、卒業して行きました。
他にも大学入学と共に卒業していった子、
就職で卒業していった子・・・
あの子もこの子も・・・とニョキニョキと私の記憶に出てきてしみじみするのでした。
あの時、習ってて良かった。って思ってくれてるかなぁ・・・
ここからは現大きい子達です。
そしてまた幼稚園の先生を希望している子がいますが、彼女は小さい頃から言っていたし、女の子だし、夢と希望に包まれながら一生懸命勉強しています。
ピアノの演奏をしなくてもよい幼稚園もあるらしいけど、彼女はある所に行きたいと・・・
毎週のレッスンは、大学から持って帰るコピーの童謡のレッスンです。
そして、高校3年生の子が、3月に卒業していきます。
彼女は、まぁ練習しない子で(笑)
他の教室から変わって来た子で、そこでは音符の読み方をしっかり習っていなかったせいか、ずっと少しずつ暗譜をして弾くことをしていました。
いくら口すっぱく言っても楽譜を見ながら弾こうとしないし、
そもそもピアノに座っても、うだうだしてほとんど弾かない子でした。
それが、大学を推薦で受けて合格、部活も引退して暇になったもんだから
ピアノを弾き始めたんです。
かなり・・・長時間・・・
覚えて弾くスタイルは変わらないけど、ピアノの音への執着が激しくなりました。
好きなアーティストの楽譜を買って、
「先生のピアノええ音するわ・・・癒される」とポロンポロンどころか、
話もろくにせずにずっと弾きっぱなしで帰っていくんです。
それもあと、数ヶ月なんですけどね・・・(地方に行くので)
わからないものですね~・・・。
昨日来た高専に行ってる男の子、クラシックの「亡き王女の為のパバーヌ」を弾いています。私も大好きな曲で何とも癒される子ですが、
うちのピアノが弾きたくて(彼のピアノは高級な電子ピアノ)
来てくれますが、きっと彼は結婚して「お父さんピアノ買って」
って子供が言うと、1つ返事で買うんだろうな(笑)
中3の女の子
高校受験が近くに来てるのに、何も言わないので、
大丈夫?お母さんと相談してよ~~と言うと
次の週「12月まで来れます。3か月休んで、4月から復活します。」
と名言して帰って行きました。(笑)
なんだかね。
ピアノ教室の在り方って・・・
もちろんミスを直してもらう所、弾き方を習う所もあるんだけど
グランドピアノの音に心酔出来る事。
温かい部屋で学校でも家でも無い浮島みたいな所で待ってる私に会いに(笑)
とかね・・・
そういうのもあるのかなぁ~
とふと考える秋の夜でした。
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