高校3年生のRちゃんが、岡山の大学への進学が決まり、今月末をもって退会されます。
彼女が来たのは、小学校4年生くらいだったかなぁ
彼女は他のピアノ教室から変わって来た子なんですけど、
耳から音符が入るような訓練をされるピアノ教室だったのでしょうか・・・
ほぼ、音符は正しく読めず、耳を頼りにして弾いていました。
うちの教室は耳じゃなく音譜の読み方から入ります。
でもね、子供達は格段に音譜を読むことよりも耳から入るのが楽なんです。
でも、そうなると、知ってる曲しか弾けません。
耳で聞いた曲しか弾けないのです。
だから絶対に音譜を読む努力を最初にしなくてはいけないんです。
子供は楽な方楽な方へ流れて行きます。一度その楽さをしると、
めんどくさい音譜なんて読みません。
そういう私がそんな子でした・・・あはは・・・💦
先生がお手本を弾いてくださったら一発で覚えていました。
だけど、これも短い曲なら良いけど、だんだんと難しく、長い曲になっていくと
お手上げです。
私がきちんとまともに読めたのは中学2年生くらいだったと思います。
あああああ~そうだったんだ!!と思ったのは(笑)
恥ずかしながらそんな子だったので、
子供達には絶対私のような子にしたらだめだと思ってます。
で、彼女ですが・・・
耳で弾ける楽さを知っているものだから音譜を読んでくれません。
それでもすこ~~しずつ読めるようになりましたが、
読んで覚える。そしてまた読んで覚える。
目の不自由なピアニストは、点字の音譜を指でなぞって少しずつ覚えて1曲を演奏出来るようになるそうですが、それはそれは大変な道のりだとおっしゃってました。
その方達と同じような練習しか出来ないんです。
そう、楽譜を読みながら弾くことは出来ないままでした・・・。
そして、また練習をしない子で・・・( ;∀;)
教則本は一向に進まず、好きな曲をうちに来たときにだけ弾くというレッスン。
だけど、高校の部活が夏に終わってから大学がすぐに決まり、
そこから、「ヒマやから」といって、自分で好きな歌手の本を一冊買って
ぽつぽつと弾くようになったんです。
それから3か月に1曲は大曲が丸になるような進度になりました。(笑)
スイッチが入るのが
遅すぎるっちゅうの(笑)
でもね、後半はほんとに「このピアノいやされる~~~ちょうだい~」
とピアノの音色にも自分が出してる音にもこだわるようになってきました。
おとといは、「大学入ったら軽音楽部入ろうかな♬」
とも言ってくれました。
来週がラストになります。
あんなこと。。。こんなこと・・・あったよねぇ♪
お母さんも諦める事無く、彼女に任せてくださったからこそ
【ピアノは楽しい】と思ってくれる所まで到達出来ました。
ありがとうございました。
そして長い事、通って来てくれてありがとう。
最後はピアノも大好きになってくれてありがとう。
花の大学生。これから楽しい人生が待ってるね。
がんばりなさいよ~~~~!!と送り出そうと思います。
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