新入生

ぱらぱらと新入生が入って来られます。

うちは、入会の時に体験レッスンはしておりません。

その代わり、30分を使って、教室の概要の説明などなどをお話させていただいています。

1年生の男の子

お母さんと一緒に来て、神妙に話を聞いていました。

お母さんに「他にご質問ないですか?」とお聞きすると「ありません。」

と返って来たのでその男の子に「質問ありますか?」ときくと

「あります!!」

「ほうほう(*”▽”) なに?」ときくと

「先生は怒りませんか?」と(笑)

真剣な顔をしてそう聞いて来ました。なるほどねぇ ちゃんと自分の意見が言えるのね。

こりゃ楽しみだわ・・・と始まったレッスンです。(彼への答えはご想像にお任せします)

するとね~

 

まぁ~~~可愛いの(#^.^#) むちゃくちゃ可愛いのですよ。

 

まず、一年生なので大き目の体操服に身を包み

大きな水筒を斜めにかけて、これまた大き目のリュックに楽譜を入れ

帽子をかぶり、ニコニコで来るんです。

その顔は、「習うぞ!!」という心意気がすごく伝わって来る顔です。

レッスンでも新しい事を私が言うと、????な時はちゃんと

「先生、今 言った事、もう一度言ってください。」

私「はい(*’ω’*)」

ちゃんと「習う事という事はどういうことなのか」が1年生なのにしっかりわかっています。

質問するということは、私の言う事を上の空で聞くのではなく、ちゃんと考えてるという事

そして、それをしっかり理解しようとしているという事。

そういう気持ちがないと質問なんかできるもんじゃありません。

だからねぇ

彼も楽しいかもしれないけど(笑)

私もすご~~く楽しいのです。

そうそう、私の知ってる事すべて吸い取ってね~

お月謝出してるんだから吸い取らないと損だよ~~~!!

なんぼでも吸い取って~~~!!

ピアノのレッスンはただ通うだけでは、そこが練習場となり、私はそれを付き合うだけになります。教える所まで行かない・・・。

せっかくお月謝を出していただいてるんだけど、教えるという所までいかないレッスンが多いです。

時には、練習ゼロでやる気の感じられない子がピアノの前に座って嫌々弾いてる。

ひっかかりながら・・・間違いを指摘しても直そうとしない。舌打ちこそしないけど、そういう『気』が伝わってきます。

こうなると、私じゃなくても良いのじゃないか・・・と思うのです。

私がここに座る意味はあるのだろうかと・・・。

座って「はい練習する時間です。」と言ってくださる方がいらしたら、それでいい様な気さえします。

こんなんで(教えなくて)いいんだろうかという心の葛藤があります。

(ミスは指摘するけど、毎回同じ所だったり、それが追い付かない子もいます。これは教えるとは言わない。)

 

彼のように1年生でも「習って上手になるんだ!!先生の言ってる事は一言一句聞き逃さない」という気迫は

とても新鮮で さぁ今日は何しよか!とテンションもあがります。

 

 

夏休みも突入しますしね。日ごろ忙しくて出来ない子も夏休みは出来るよね?

5つ不思議な事があるとレッスンで5つ解決して欲しい。

練習しないと不思議な事なんて一つも出ないんです。

だから何も解決しない。

学ぶことの楽しさを感じるにはまず練習です。

練習は、練る学習。練るイコール何度も弾いてミスを無くす。

練習しないと特殊技術は身に付きません。

夏休みだよ~

遊んでばかりじゃなくて練習してなー-----!!

 

PS 彼に言った事は「がんばって弾いて出来ない事には先生怒りません。だけど、お行儀の悪い事をすると怒ります。時間があっても練習する気の無い子にも練習しなさいと言います。それが叱るとか、怒るという事になるのなら、そうかもしれない。上手くなりたい。という気持ちがあれば練習するでしょ?そんな子が間違えながら弾いたって怒るなんて事は無いねぇ~」と言いました。

 

 

カテゴリー: レッスン日記 | コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA